2015/07/11

どうあるのが美しいのか。それは精神的に貧しくないか。

最近色々考えさせられる事が多い。
ちょっと愚痴に聞こえるかもしれませんが、ご容赦を。
若い方はこれを他山の石として、自分の振る舞いを考えてみてもらえると嬉しい。


とあるフレンチが今月末で閉店するとの事で、閉店セール的にワインが安くなっているんです。
私も色々見ましたが、確かにものスゴく安いんですよ。
それで、それを受けてTwitterとかを見ると、その店に今まで全然行った事がないのに、ここぞとばかりにワインを何本も予約して連日行ったりしてる方がいるんですね。
最初は羨ましいな〜と思ったんですが、改めて考えてみると結構浅ましいな〜と思いました。
なんか爆買いする外国人と何も変わらないというか、精神的にはすごくさもしい行為なんじゃないかという気がします。
ワインの経験値は貯まるかもしれませんけど、品性のランクは落ちているのではないでしょうか。


とあるバーで、ものすごい銘酒が開いたとします。
本当に滅多に飲めないものなので、店主も色々な人に飲んでもらいたいと思っています。
私も飲みましたが、確かに超絶美味しく、あと1杯くらいおかわりしたい気持ちが正直あります。
ですが、そこで堪えられるか、お金にものを言わせて何杯も飲むか、は大きな違いがあると思います。
実際、常連のような顔をして、連日それを飲む人がいるんですよ。
ひどく野暮ですし、無粋だなと感じます。


先日、とあるバーにて、高名な方が同じカウンターで飲んでおられました。
その方、お酒を普及する系の会に属しているようで、隣のお客さんにお酒の薀蓄を大きな声で語っています。
時折、自分の収入の多さなどもひけらかしています。
私、その日はゆっくり飲む予定だったのですが、あまりに耳障りで、途中で嫌になって店を出ました。
そりゃあ、お金をたくさんお持ちで、お酒にも詳しい自分を外にアピールしたくてしょうがないのかもしれませんが、はっきり言って無粋そのものです。
お酒を普及する会に属していながら、それと真逆の行為をしているのに気付いていない様は滑稽でもあります。
私が帰る際に店主が小声でフォローしてきましたが、恐らくそれにも気付いてないでしょう。


とまぁこんな感じで色々あるわけですよ(笑)。
私が多少斜に構えるところもありますが、それでも大人として、日本人として、考えるところはあるのではないかと思います。
日本は経済的にはどんどん貧しくなっているんでしょうけど、精神的には高潔でいたいものです。

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